トラウマを克服する方法 1〜トラウマを思い出す意味〜 | 健康Salad“カウンセリングの現場から”
監修:雨宮 利枝(心理カウンセラー)
監修:雨宮 利枝(心理カウンセラー)
今やすっかり、広い意味での"恐怖体験"を表わす言葉として日常的に使われる『トラウマ』。
元々は"非常に衝撃的な体験"を指す、心の分野(心理学・精神医学)の専門用語です。
排卵後の期間は何日に来ます。
大きな災害、たとえば阪神淡路大震災では、生命の危機を感じ、大切な人を失うなど、多くの人が強い恐怖や悲しみを体験されたと思います。
このように、心と身体に強烈な影響を与える体験を本来『トラウマ』と呼びます。
こうした体験の後の後遺症(PTSD)に苦しむ方々は、できるだけ早い段階で信頼できる専門家に相談し、心と身体のケアを受けることが大切です。
一方、最近巷でよく耳にする『トラウマ』は、もっと日常的な"傷つき体験"として使われていますね。
大きな災害や事故でなくても、日々の生活の中で傷つき、心身のバランスを崩したり、いつまでもとらわれてしまうことはよくあることです。
ここではまず、「なぜ心の傷をひきずってしまうのか?」を理解した上で、日常的な傷つき体験も含めた、『トラウマ』の克服法についてご紹介していきます。
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「イヤなことなんて、なるべく早く忘れたいわ」
そう、誰でもなるべく早く忘れたいし、できれば無かったことにしたい。
でも、実はこの"無かったことにしたい"がクセモノです。
わたしたちは自分の身に起きたことを、実際よりも軽く見ようとする傾向があります。
例えば誰かからヒドイ言葉を言われたとき、「これくらいのことでイチイチ傷ついていたら生きていけないわよ」とか、「気にしない、気にしない!」と、気持ちを切り替えて忘れようとすることがありますね。
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気持ちの切り替えは日常生活では必要なことですが、しかし切り替えて"忘れた"はずの感情は、無くなったわけではありません。
意識しなくてもいい心の領域(無意識)に押しやっているだけなのです。
心理学ではこれを『否認』『抑圧』などと言います。
無意識に押しやった感情は、強ければ強いほど、ふとした瞬間に意識にのぼってきます。
中には夢に出てくるという場合もあるでしょう。
「イヤな記憶なのに、なぜか繰り返し思い出して辛くなってしまう」というのは誰しも体験することですが、それはこの"無かったこと""忘れたこと"にした気持ちが、「無かったことにしないでよ。こんなに傷ついてるんだから!」と訴えるために、再び現れている現象なんです。
つまり、こうしたつらい記憶を繰り返し思い出しているのは、他でもない自分自身からの「しっかり癒されたい!」というサインなのです。
では、どうすればこの繰り返しを終わらせることができるでしょうか?
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